香川県出身の歌舞伎俳優 中村梅寿さんの活躍に注目!
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一般家庭から梨園に飛び込み、今年で11年目を迎える中村梅寿さん。幼い頃、祖母に連れられて大衆演劇を観た際、男性俳優が扇子を使って華麗に舞う姿に惹かれた。小学生になり、琴平町で日本舞踊の教室を主宰する藤間三佐代さんに弟子入りし、初舞台では1人で『黒田節』を披露。中学卒業前、藤間さんから『国立劇場養成所』を勧められたが、部活動で始めたトランペットを究めたいと『高松第一高等学校』の音楽科に進学。高校3年生の時、進路を音楽の道と歌舞伎の世界で迷った末、『国立劇場養成所』に入所することを決意。2015年、人間国宝の中村梅玉さんの一門に入り、現在も活躍を見せている。
Profile:中村 梅寿(なかむら うめとし)
1994年、香川県綾歌郡綾川町生まれ。『高松第一高等学校』を卒業後、『国立劇場養成所』に入所。2015年に国立劇場第21期歌舞伎俳優研修を修了し、同年4月に中村梅玉に入門。初舞台は歌舞伎座『河庄』の町人の男など。2015年1月『南総里見八犬伝』の立廻りで国立劇場特別賞を受賞。
Q.音楽の道ではなく歌舞伎を選ばれた理由と、音楽経験が舞台に活きていると感じる時を教えてください。
A.音楽を生業とする厳しさを知ったということと、三佐代先生に言われた「舞台に出る5分前に顔付きが変わる」という言葉を思い出し、「どうなるかわからないなら、やってみよう」と歌舞伎の世界に足を踏み入れることにしました。歌舞伎訛りを早い段階でつかむことができたのは、音楽で耳を鍛えたからだと思います。
Q.これから歌舞伎を観てみたいという方に、おすすめしたい演目は何でしょうか。
A.『助六』です。花魁や助六、悪者など、人数が多く、観応えのある演目です。また、歌舞伎は新しい挑戦もしているので、新作歌舞伎から入るのもおすすめです。
Q.理想の歌舞伎俳優はいますか。
A.やはり師匠である中村梅玉旦那です。日常から品格が良く、その品の良さを学びたいです。舞台はもちろん、人として学ぶことも多いです。舞台では、御大将を演じられることが多いのですが、おおらかで品のある、舞台を包み込むような雰囲気を出されます。
Q.最も難しかった役は何でしょうか。
A.舞台上で俳優の補助をする黒衣(後見)です。歌舞伎では“黒は見えないもの”という決まりがあるため、いかに自然に目立たなく存在するかが難しいです。また、鳴り物も技術が必要です。例えば合戦シーンで遠くからホラ貝の音が聞こえてくる場面では、袖から「竹ボラ」という鳴り物を吹きます。音を出すのは難しいですが、トランペットの経験があったので、すぐに音を出せました。
Q.今後挑戦したい演目・役は何でしょう
A.中村梅玉一門勉強会「高砂会」で、師匠が務めた御大将を演じてみたいです。後見として、ずっと師匠の背中を見てきたので、その成果を師匠に見ていただけたら嬉しいです。
Q.今後、香川県で成し遂げたいことを教えてくださ
A.旧金毘羅大芝居『金丸座』で、「高砂会」を実現させたいです。香川県から都市の大劇場の公演に足を運んでいただくことはなかなか難しいと思うのですが、香川県で公演をすることで、少しでも歌舞伎の魅力を伝えられたらと思います。また、それを機に、大劇場での歌舞伎に足を運んでくださると嬉しいです。
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